主 訴:不眠症、冷え性、副鼻腔炎
現病歴:
10年前現在の仕事を始めてから上記主訴出現。夜勤があり、朝に寝ようとしても、興奮してなかなか眠れず、睡眠も浅い。
現 症:舌候 淡紅・厚・舌下静脈+、脈候 大・弦、腹候 2/5
心下振水音±・やや崖腹、手汗+、顔全体が光っている
経 過:
X年
04/06 気逆、解毒証と考え荊芥連翹湯。
04/30 飲んでいた方が調子がよい。冷え性も温まってきた。夜はまあまあ眠れるよう になってきた。副鼻腔炎も割と良い感じ。
05/14 副鼻腔炎とても良い。
急性期は、若年者は葛根湯か葛根湯加川芎辛夷、中高年は辛夷清肺湯がそれぞれファーストチョイス。
慢性期は、若年者は荊芥連翹湯、中高年は辛夷清肺湯+補中益気湯などの補剤を用いる。補剤はこの他、黄耆建中湯、十全大補湯、千金内托散など黄耆剤を用いる。